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15.07.11 白馬連山花づくしその2


軽アイゼンをはいてひたすら登っていきます。しばらく花はないので、花目当てだと大雪渓は少し退屈ですが、いつ落石があるかは分からないので注意は怠るべきではありません。
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なかなかにきつい急斜面。できるだけ早く登りはじめたいなと思っていたが、朝にこれは登りたくないな。
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この先に見える"島"が葱平。あそこに取り付きます。
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雪渓の端っこでは小規模のがけ崩れが頻繁に発生して少し怖い。雪渓の真ん中のルートの傍にも時々1メートルほどの岩が落ちていて、これがもし転がってくるかと考えると鳥肌ものです。

ふう、陸地に到着。

さて、葱平に到着すると様々な花が待ち受けています。
広大な雪渓の中に突然現れる"陸地"でさながら島のよう。シーズンが来るともっと広大なお花畑が広がるようですが、まだ残雪の多い七月中旬のためか少し狭い印象を受けました。ここからは花がたくさん現れましたが、ずっと登りばかりで鈍った体にはしんどい道のりでした。そんな風だったんで、撮る写真も結構不安定で。まあ、言い訳に過ぎませんが。撮影をメインにする登山はやはり普通の行程よりも余裕を持って計画したほうが良いのかもしれません。

ミヤマキンポウゲ(Ranunculus acris var. nipponicus)が登場。
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ここ大雪渓の名物のようで、もう少し季節が進むとその群落はそれは見事らしい。

シロウマタンポポ(Taraxacum alpicola var. shiroumense)
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ヤマガラシ(Barbarea orthoceras)
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アブラナの高山バージョンみたいな花。

シロウマオウギ(Astragalus shiroumensis)
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白いマメ科の植物で似たようなのが本種合わせて4種類あります。これは全部同じ種のようです。何種類か似たようなのがいることだけは知ってたので、無駄にたくさん撮影していました。

ミヤマシオガマ(Pedicularis apodochila)
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葉がノラニンジンのようにモジャモジャしています。よく似たタカネシオガマがいますが、花の季節がやや遅くなるらしい。花粉が混ざり合わないような仕組みですかね。しかし、高山帯では近い場所でも雪解けの時間差で同じ時期に2種が咲いてしまうような事態にもなりそうなんですが他にも交雑しないような生理的な仕組みを持っていそうです。

ヨツバシオガマ(Pedicularis japonica)
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同じシオガマの仲間。この仲間は半寄生植物でイネ科の食物が宿主として知られています。特徴的な四つ葉の輪生で花が無くても簡単に見分けられます。

キバナノコマノツメ(Viola biflora)
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黄色いスミレは湿り気のある沢沿いに生えるタイプと乾燥気味の礫地に生える2つのタイプがあり、本種は後者。

タカネトウウチソウ(Sanguisorba stipulata)
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オオカサモチ(Pleurospermum uralense)
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タカネイブキボウフウ(Libanotis ugoensis var. alpicola)
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オタカラコウ( Ligularia fischerii)
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ミヤマカラマツ(Thalictrum filamentosum var. tenurum)
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テガタチドリ(Gymnadenia conopsea)
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最近ハマりつつある蘭の仲間。どこの高山でも普通に見られます。

ミヤマハタザオ(Arabis lyrata var. kamtschatica)
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ハクサンフウロ(Geranium yesoemse var. nipponicum)
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たぶん2番目に覚えた高山植物。ちなみに一番はコマクサ。8月に入ってからが本番なのか今回は出会った数は少なめでした。

シュロソウ(Veratrum maackii var. japonicum)
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高山型としてタカネシュロソウと区別することもあるようです。

イワベンケイ(Rhodiola rosea)
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イブキジャコウソウ(Thymus serpyllum ssp. quinquecostatus)
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葉を揉むと香りがよくて心が落ち着く。道中では触っては匂いを嗅いで心の清涼剤としていた。山の岩場の花のイメージが大きいが、北海道では海岸でも出現。

ミヤマクワガタ(Pseudolysimachion schmidtianum subsp. senanense))
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本州ではここと八ヶ岳限定のウルップソウ(Lagotis glauca)
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最初の出現には感動したものだが...。大雪渓から朝日岳まで行くルートを行けば最後にはこの花のことなんてどうでもよくなります。それだけ雑草のようにたくさんいる。途中の礫地にはまるでウルップソウ畑のような場所まであった。本当にこんなやつが絶滅危惧種なんかと思うが、生き残っている山が少ないだけに温暖化なんかには弱いのかもしれない。

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あくびこのは

Author:あくびこのは
色々な野生生物との出会いを求めて各地へ赴くのが生きがいの大学院1年生。山に登り、海も行ける。生き物については、趣味として生き物の写真を撮りためた記録を公開しています。

過去の在住地は兵庫県阪神地区の市街地、大学は大阪府豊中市にあります。
現在は千葉県東葛を中心に活動中です。

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