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15.07.12 白馬連山花づくしその5

白馬山頂から雪倉岳へ向かいます。今回のルートでは100名山の白馬岳、200名山の雪倉岳、300名山の朝日岳と順々に一日でめぐります。

チシマアマナ(Lloydia serotina)
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ツクモグサ、イワウメ、オヤマノエンドウなどの入り混じる群落。色とりどりで美しい。単一の種類の見事な群落も美しいが、このように様々な植物が入り混じる景観はさらに美しく感じる。
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ツクモグサがこのようなイワウメのマットの上に生える様子は本州におけるもう一つの自生地の八ヶ岳のほうで多いらしく、白馬ではコマクサのように礫地に単独で生えていることが多い。同じ種類でも環境によって異なる

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このようなのが白馬での典型的な生息状況。ウルップソウやミヤマウイキョウなどと似たような礫地の環境に出現する。コマクサも礫地に出現するのだが、微妙に雰囲気の違う場所に出現していた気がするが、言葉に書き起こせない。

ミヤマアズマギク(Erigeron thunbergii subsp. glabratus)が登場。
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憧れの花その9。鮮やかなピンク色でまるで園芸品のよう。

この花が同じくらい派手な園芸種の花たちと並んでいたり、小さな鉢植えで咲いていたら、どこにでもあるような月並みな花に見えるだろう。
花の役割と進化の理を考えると、花は本来の自生環境で最も美しく輝くようにデザインされているはずだ。
寒冷地の尾根上の白い礫地にポツンと強かに咲いているからこそミヤマアズマギクは美しいのだと思う。

と、これは私が自然の中で生き物に出会うことにこだわり、また盗掘行為がナンセンスだと思う個人的な持論ですが、ちょっと心に浮かんだので書いてみました。誰かの心に届けば幸いです。

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ハクサンボウフウ(Peucedanum multivittatum)
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イワギキョウ(Campanula lasiocarpa)
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キバナノコマノツメ(Viola biflora)
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ヒメイワショウブ(Tofieldia okuboi)
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シロウマタンポポ?(Taraxacum alpicola var. shiroumense)
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アオノツガザクラ(Phyllodoce aleutica)
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高山を歩いていると実に様々な種類のマット状のツツジを見かけるが、どれも葉が細く針葉樹っぽい。

シナノキンバイ(Trollius japonicus)
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ヒメクワガタ(Veronica nipponica)
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ハクサンチドリ(Dactylorhiza aristata)
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タカネヤハズハハコ(Anaphalis alpicola)
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三国峠を過ぎると、ほとんど人がいない状態に。全天に渡って晴れ渡る眺望と花たちを独り占め。なんとも贅沢すぎる時間。
シーズンなのに一時間に一人すれ違うくらいという過疎さ。まあ平日ですし、本格的なシーズンには少しフライングした感じですので。

ほどなくコマクサ(Dicentra peregrina)に遭遇。他の植物が生えない大粒の礫地帯に出現する変な植物。
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この場所はロープに阻まれています。礫地の斜面ですから、登山者が歩くだけでも攪乱となり生息環境を荒らすことになってしまうようです。こんな場所に生えている植物だから他の植物よりは攪乱に強いのでしょうが、登山者があまりに多いとそのキャパシティを超えてしまうのでしょう。

コバイケイソウ(Veratrum stamineum)
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この花は当たり年があってたくさん咲く年とほとんど咲かない年がある。今年は外れ年のようで、この場所で見たのみ。
当たり年は山域によってどの程度同期しているのか不明ですが、4年周期ともいわれます。すると今年の夏山はコバイケイソウの咲き乱れる景色が見られるかもしれません。

2013年の立山では一面に咲き乱れるコバイケイソウの超大群落が見られた。
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このような景観が撮れるのは当たり年だけ。

やっぱり本種がいないと高山に来た気がしない、チングルマ(Geum pentapetalum)
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まだまだ本種の花を見かけることは多くはなかった。8月になると、どの高山でもチングルマの大群落が見事です。

ツマトリソウ(Trientalis europaea)
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クロマメノキ(Vaccinium uliginosum)
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チングルマ(Geum pentapetalum)やハクサンボウフウ(Peucedanum multivittatum)
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ハクサンコザクラ(Primula cuneifolia var. hakusanensis)も登場しました。
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反則的な青さの池を遠くに眺めながらまだまだ進んでいきます。
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あくびこのは

Author:あくびこのは
色々な野生生物との出会いを求めて各地へ赴くのが生きがいの大学院1年生。山に登り、海も行ける。生き物については、趣味として生き物の写真を撮りためた記録を公開しています。

過去の在住地は兵庫県阪神地区の市街地、大学は大阪府豊中市にあります。
現在は千葉県東葛を中心に活動中です。

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