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15.10.30 市内の山を歩きました/センブリ・リュウノウギク・ツメレンゲなど


この日は市内の気になっていた場所を訪れることにしました。

まずは西宮市内の崩壊地を訪れました。風化した花崗岩による岩峰が広がる場所で、バッドランドと呼ばれる地形だそうです。市内でも極めて特異な環境ゆえに珍しい植物も少なからず存在しているような場所です。なぜかここにたどり着くまでに一時間近くかかってしまいました。どうやら最初、違う沢を上っていたようでした。ロープがあるけど足場の崩れて上に巻かなければならない崖とかやたら急な斜面とかを歩いて、普通のハイキングルートのはずなのにやたらレベルが高い道だと思ったら、やはり違う場所に行ってたんですね。道が多すぎて迷う山だからしょうがない。

景観。松、サルトリイバラ、バラ科植物など"トゲトゲ"した植物が非常に多く、道を外れると体や服が傷だらけになる。また、崩れる砂にも注意。足をかけようとした石が崩れ落ちて怪我をした。
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シコクママコナ(Melampyrum laxum var. laxum)
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以前見たことのあるママコナとは花に黄色い斑点がないことで見分けられます。半寄生の植物で、今はハマウツボ科に分類されているようです。

ウメバチソウ(Parnassia palustris)
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近くの小さな流れの脇はちょっとした草地になっていて、ウメバチソウが群生していました。低山から高山まで分布する植物として知られていますが、これまでは1000m以上の山でしか見たことありませんでした。低地でも高山でも生息環境は共通していて、湿った草地です。

お目当ての花の一つ、センブリ(Swertia japonica)
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青紫色の線がとても美しい。決して派手ではありませんが、渋い美しさがあってうっとりとする。

花が閉じている個体。
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葉はほかの植物に比べると深い緑色で、すごく苦いと言われています。

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山地の草原では特別珍しいものではありませんが、秋の山へ行く機会はこれまで多くはなく、出会う機会がありませんでした。

この種は砂礫地のような環境によく出現する。同所で特に目についたのはオオバヤシャブシだった。写真を撮っていなかったが、ヤシャブシの生命力の凄まじさを感じる場面にしばしば出会った。この場所の砂の斜面は触るだけで崩れるほど脆い地盤なのですが、そんな場所にもヤシャブシは根を下ろし、岩から生えているようにしか見えない個体までありました。これほどの生命力はおそらく根粒菌との共生によるものが大きいのでしょう。さすがはげ山の緑化に使われるだけあります。

登山道入り口付近に戻ってきたときに見つけた謎の花。帰化植物か?
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生息環境は湿った裸地で、イシクラゲなんかがありそうな環境。一体なんなのでしょう。

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葉の様子。

この菊はシロヨメナ(Aster ageratoides)??
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全く鋸歯が見当たらないのが印象的だが?ヒイラギとは逆で、成長初期は鋸歯無しなんでしょうか。

アキノキリンソウ(Solidago virgaurea var. asiatica)
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セイタカアワダチソウに比べると、非常に頼りなく見える。セイタカアワダチソウとは違い、林縁で見ることが多い。駆逐されたような文脈で語られることも多いような気がしますが、実際は生息する環境が減っているというのが見る機会の減っている理由のようです。市街地ではまず出会いませんが、自然のある場所ではきわめて普通に見られる植物であるという認識です。

ナラタケ(Armillaria mellea)
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フタが特徴。美味しいキノコらしいですが、まとまった量を発見したことがないのでまだチャレンジしたことがありません。生食で中毒というのも少し怖いですしね。

川岸や海岸で見られるカワラヨモギ(Artemisia capillaris)
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初めて見ました、こんな所にあるのですね。葉が細く、下部が木質化するという特徴を持つ独特の見ための植物。

実はもう一つの目当てがあったのですが、探しどころが悪かったのか見つけることができませんでした。一応、一か月後に別の場所でリベンジできたのでよかったですが。ネットで検索するとちょうど一日前にレポートされているからあったはずなんだけどなあ。

なんか見つからなかったので、あきらめて別のものを見るために場所を移動します。近くの渓谷の岩場を見に行こうと思います。

ヤマダカレハ(Kunugia yamadai)がお出迎え。
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これから冬まで楽しめるリュウノウギク(Chrysanthemum japonicum)が日陰の岩場に生えていました。いわゆるキク属の純粋な?野菊。
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ヨシノアザミ(Cirsium yoshinoi)
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この辺ではよく見かけるアザミ。葉が細くてギザギザしているのが特徴。

秋にロウソクのような花が咲く多肉植物ツメレンゲ(Orostachys japonica)
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ここの名物の植物の一つ。しかしこの場所は工事の車が頻繁に通りすぎる道沿いの岩場で、土埃をかぶっている個体が多い。この場所ではこの植物を食草とするやや珍しい蝶は生息できているのか、疑問である。

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遠くから見ると地味な花ですが、近づいてみると美しい。

ボタンヅル(Clematis apiifolia)
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よく似たセンニンソウは私は花では全く区別できないが、葉を見れば一発である。

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センニンソウと違って、ハンショウヅルなどに似た三出複葉が特徴。

さて、そろそろ帰って学祭のスライドショーを作成しなければという時間になってきたので、まだ日が傾いてすぐですが戻ることとなりました。
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あくびこのは

Author:あくびこのは
色々な野生生物との出会いを求めて各地へ赴くのが生きがいの大学院1年生。山に登り、海も行ける。生き物については、趣味として生き物の写真を撮りためた記録を公開しています。

過去の在住地は兵庫県阪神地区の市街地、大学は大阪府豊中市にあります。
現在は千葉県東葛を中心に活動中です。

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