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15.11.21 ぶらり南紀花さがし/ムラサキセンブリ・アサマリンドウ・タイキンギクなど


新大阪駅から朝一の快速・湯浅行きで和歌山へ向かったのですが、気づいたら上り方向に電車が動いている!
寝過ごした、もう一駅ほど前で降りることができてたら後続の紀伊田辺行きに間に合ったのに。数年前まで、この列車が紀伊田辺行きだった頃なら、こんな事はなかったのになあ。もっと昔は新宮まで夜行があったらしい、よだれが出るほど羨ましい話だ。

しょうがないので御坊駅から特急を使って11時すぎに到着。朝一に出たのは行きの特急料金をケチるためだったのに...。行動時間は短くなってしまいそうですが、ひとまず駅前のサイクリングを借りて周辺をウロチョロとしたいと思います。実は10月初めに同じようにサイクリングで某岩場を訪れていたのですが、そちらも早くまとめなければ。

気を取り直して、目的地(といってもはっきりとした情報は持たず漠然としたものですが。)へ向かうとします。

立ち寄ったコンビニのガラスにアカウラカギバ(Hypsomadius insignis)がいました。
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食草はユズリハの仲間で、温暖で常緑樹の多い田辺らしい蛾です。何気に初めて見る蛾です。和歌山南部だとこの時期まで見られるようですね。

というわけで、あまり期待せずに沿岸部を自転車で1時間くらい走っていると、静かな海の隣接するのどかな雰囲気の道に出ました。
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この場所の左側の草地にあったのが、お目当てのムラサキセンブリ(Swertia pseudochinensis)!先月西宮市内の谷で見つけることができなかったのでリベンジ成功です!どこにあるかは全く知らなかったので、見つけた時思わず歓声を上げてしまいました。
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ここの集団は海から直線距離で5mもないような場所に生えています。標高2~3mくらいですかね。

日陰の個体は花を閉じています。
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花にはたくさんアリがたかっています。蜜線があるらしく、アリさん達が喜んで舐めているんでしょうね。
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西宮市内の谷で見たセンブリに比べると花づきが良い印象があります。つぼみのものも多く、まだまだ盛りは先のようです。
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中でも色が濃い個体。うっとりするほど美しい。
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至福の時間を過ごすことができました。周りを見渡すと他にはシランも生えているのを見ると、やはりいい場所だなあと感じます。初夏にもまた訪問したい。シランは一般的に珍しい植物ですが、ここ南紀では割と普通に見られる植物の一つ。

同所的に生息していたツリガネニンジン(Adenophora triphylla var. japonica)。
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このツリガネニンジンはこの周辺の道だけではなく田辺市内の所々で見られるが、ムラサキセンブリのほうは限られた場所にしか見られなかった。近くでは見かけなくなりましたが、南紀ではまだ花が残っています。

道端のセンダングサ類の花には秋の蝶、ウラナミシジミ(Lampides boeticus)が何匹も訪花していました。
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かなりの普通種ではありますが、まだ待兼山では見たことありません。食草的にはいそうなものですが。

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こちらが表。シジミチョウの仲間は表側は質素なデザインです。

タイキンギク(Senecio scandens)
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南紀を代表するキクの一つで、ユキミギクという美しい別名を持つキク。そんな名前ですが、この地域では雪って年に一度でも降るのでしょうか。先ほどの草地へ向かう途中の海岸沿いの坂道の岩壁に生えていました。

海岸沿いの岩場に咲くアゼトウナ(Crepidiastrum keiskeanum)
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こうした岩と岩の隙間に土が溜まっているような場所や岩の傾斜がなくなっている場所に生えています。変哲のないキクのようにも見えますが、葉が舌のような形で肉厚なことが大きな特徴。

次は少しだけ内陸のほうの公園(造成地らしい?)へ移動してみました。ここでもムラサキセンブリは生息しているようですが、見つけることはできませんでした。こちらでは別のものが狙いでした。

アサマリンドウ(Gentiana sikokiana)
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いわゆる"ソハヤキ要素"と言われる特徴的な分布パターンを示す植物です。残念ながら花が開いている個体はありませんでした。もう日が傾き始めてからの訪問だったので、少し時間が遅かったのかもしれません。

咲き返しているこのスミレは、ナガバノタチツボスミレ(Viola ovate-oblonga)?
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48-6t.jpg
葉はハート形で細長いです。

周辺にはシランも見られました。また、植込みにたくさん植えられていた皇帝ダリアが印象的でした。

本当はもう一つキイシオギクにも会いに行きたかったのですが、到着時間が遅かったのでもう帰らなければいけません。
道中も探していたのですが、どうも湾内の沿岸にはあまりないようです。確かに、あの姿は外洋の厳しい環境が似合っている気がします。
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あくびこのは

Author:あくびこのは
色々な野生生物との出会いを求めて各地へ赴くのが生きがいの大学院1年生。山に登り、海も行ける。生き物については、趣味として生き物の写真を撮りためた記録を公開しています。

過去の在住地は兵庫県阪神地区の市街地、大学は大阪府豊中市にあります。
現在は千葉県東葛を中心に活動中です。

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